デモクラティック・フィールド のらねこ 手記 子どもから教えられたこと 「将来」

手記 - 子どもから教えられたこと

将来

船,航海,夜明け @ 不安定に強き人間でありたい「俺は将来のために 今を生かされているんじゃない!!
自分を生きるために 今を生きているんだ!!」
これは、息子から教えられた声無きメッセージのひとつ。
その通りだと思った。

今の自分におきかえてみれば、
私も老後のために 今日を生きているわけじゃないし、
ましてや子どもは、親の理想や、欲や、見栄のために、生かされているんじゃないものね。



息子。 小学5年生の秋以来、一度も学校には行っていない。 卒業式も中学校入学式も不参加。
おかげで、行事用のいっちょうらの服を、親は買わないで済んだ。 中学校規定の制服に、鞄に、
体操服 etc、揃えておくかどうかチョイと迷ったが、結果は購入しなかった。 正解!
それより彼、中学校の所在地を知っているのかしら? そういう私も行ったことないけど。 (笑

学校には行かず何をしているのか?
1日のほとんどがパソコン。 次いでゲーム。 あとテレビに、ラジオや音楽ききながらの読書って
とこか。 この生活も4年目。 さすがに視力も落ちる?
先日、眼科で視力検査をしたら、両目1.5。 げっ! ゲームばっかやってたら目が悪くなる…
これはガセ?!

もうひとつ ガセ… といえば、
意識してお日様にあたらなくても、規則正しい生活しなくても、いたって元気!! 背も伸びた。
今じゃ、高い所にあるものを取りたいときは彼に頼め!である。

興味をもっているのは、スポーツ観戦。 特に、サッカーと野球。
彼の生活サイクルは、サッカー観戦と、野球観戦を中心に構成されているといっても過言ではない。
欧州のサッカーから始まり、W杯最終予選に、コンフェデレーションズカップ。 かかさず観る。
で、日本でのテレビ放送時間は夜中だから夜型になる。 ごもっとも。

唯一7月だけが、時間配分を気にせず休めるそうだ。
阪神戦と、Jリーグと、欧州が重なった日は、もう死んでます。
甲子園から帰って来て、チト仮眠して、AM3時、再び起きて…。

春・夏の高校野球開催中もグタ。 朝6時頃に寝て、起床は8時半。 体力と時間をどう配分するか、
頭の痛いところらしい。 が、『しんどぉ~い!しんどぉ~い!!』と口では言っているが、
夏の炎天下の甲子園通い、やってるじゃん!

甲子園に足を運んでまでは高校野球は観たいとは思わない私には、
しんどくなくても出来ねぇぞぉー(^_^;)  好きな野球チームは阪神。 過去の試合の再放送を
途中から観ても、いつの試合かすぐわかる。(同じく阪神ファンの私としては、かなり尊敬)

サッカーは、観ていておもしろいのは、スペインとイングランドだそうで、必ずや観てはる。
でも、好きなチームはミラン。 なぜ??? そういうもの?
彼のHPはサッカー一色。ゲームもサッカー(&野球) 愛読書はワールドサッカーダイジェスト。
大雨であろうが、熱があろうが、発売日に買いに行ってはる。

息子の影響で、サッカーに興味を持ち出した私に、薦めてくれたコミック 「俺たちのフィールド」
高杉和也に感動したのはもちろんだが、和也のお母さん、あれぞ母親の鏡。
口は出さず、手も貸さず、目は離さない。子どもが何をしているかではなく、何でそれをするのか
かたちとしては見えないものを見ている人。
子どもを尊重し、信じているというのは、あーいうことをいうんだろうな。 見習わなきゃ!!

彼のHP。 初めて立ち上げたときは、野球とパワプロ(野球のゲーム)の情報がメインだった。
創りあげた喜びで、『見て!見て!』とよく言っていたが、しばらく経った頃から見せなくなった。
理由は、創りかえる!だった。 『満足いくのが出来たら見せるわ』と言って。

それから約3年が過ぎたある日。 『俺のHP見てみる?』 私はこの言葉に鳥肌もんの感動を覚えた
『満足ものが出来たん?』  『おぉよ!』
見ればサッカー一色に変わっていたHPに、彼の達成感が溢れていた。 ひとつのことに集中して、
自分が納得するまで追求した真剣な学びへのひたむきさに、母、内心、感動 ・感動 ・感動!!!

彼は集中する能力を身につけただけではない。 本当にやりたいことをやる能力をも得た。
自分のしたいことを自分で知っているってことが 如何に大事かを知り、
そして、その自分のしたいことを存分に追い求めることができる自由の大切さを知った。

同時にその自由の大切さは、他者も同じであることをも学んだ。壊すことなく、壊されることなく
共に生を生きることを。  ・・・いや、違うなぁ。 子どもは もともと知ってたんだろうな。
知ったのは(教えられたのは)私の方だな どうやら。

何を選ぶ? どれをゆく? 今の彼は、もう、答えを他者には求めない。
すべての答えは、自分の中にあることを知っている人だ。
だから自分で決める。 そしてそれに責任を持つ。

誰かのせいにしたり、また、言い訳をしたりしない。 不平・不満がない。 卑屈さもない。
「せめて…」とか、「どうせ…」とか、「…のに」のことばを、彼の口から聞いたことがない。
自分を繕うことをしない。 和也のお母さんを見習う前に、まずはマスターすべき生き方だ。



『高校はどうするの? どう考えているの?』
『学校にも行かないで 将来に不安はないの?』
よく尋ねられる質問だが、 ???

「15の春」(高校進学)にこだわる必要はどこにもないし、仮に、20歳で行きたい!って思ったなら、
そのときが行くとき。 高校には行かないで、大検を通して大学に行きはるかもしれないし。
海外に行くかもしれないし。 どこも行かないかもしれないし。

ただ、はっきりと言えるのは、私が口を挟む問題じゃない。 それは彼の人生。
行きたければ行くのがいい。 行きたくなければ行かないのがいい。 それだけのこと。

将来への不安? 答えはNO!! 心配してません。
心配したって何もはじまらないでしょ!? 変化だけが人生なんだから。 

人生、いつ、どんなことが起こるか、誰もわからない。
順風満帆で快走していても、突然、突風が横から吹きつけて遭難することだってある。
何かにこだわり続けたり、何かと比べたりして、どこかにひっかかっているうちは、エゴがでる。
だから迷いや不安が生まれてくるけれど、不安なんて取り除くことできないんだから、
不安なままで安心しないとね。 人生に安定などない。 されば、不安定に強き人間でありたい。



親は子どもに多くを願うが、ただひとつ 願いが叶うのであれば、敬愛なる息子と娘へ ***

明日は知れない 今日の生命(いのち)
ならば  Dream as if you’ll live forever.Live as if you’ll die today. だわさ。
泣きながら、笑いながら、自分の道を、胸を張って、自由に生きろ!!!